タイ・バンコクのセミナーに行ってきました。
3/7、タイの最高学府であるチュラロンコン大学にて開催された 「安全を追求する美容歯科の未来 ―解剖学に基づいたリスク回避と確実な手技―」 というセミナーに参加してきました。


このセミナーのためだけにタイへ。前日の3/6に現地入りし、3/7のセミナーを受講した後、その日の深夜便に乗って早朝に日本へ帰国するという弾丸スケジュールでした。それでも「現地でしか得られない学び」があると確信していたからこそ、迷わず飛びました。
アジアの美容歯科治療を牽引し、国際的な評価が高いチュラロンコン大学にて、一歩先を行く美容歯科診療のためのセミナーで、フレッシュカダバーコースです。 リアルな解剖構造を見て、触れて、確かめることができる、日本では受けることのできないセミナーです。

今回の実習の最大の特徴は、フレッシュカダバー(固定処理を最小限に抑えたご遺体)を通じて学んだ点にあります。 教科書や模型、あるいは一般的な固定された解剖体とは異なり、フレッシュカダバーは組織の弾力や層(レイヤー)が、生きている人間に限りなく近い状態で保たれています。
・神経や血管の正確な走行
・筋肉の重なりと厚み
・麻酔薬や注入剤が組織内でどのように広がるか
これらを「手」と「目」で直接確認することで、頭の中にあった2次元の知識が、鮮明な3次元の確信へと変わりました。
「美しさ」は、単に歯の形を整えるだけで完成するものではありません。 口元の動き、唇のボリューム、そして笑顔を作った時の筋肉の連動――これらすべてが調和して初めて、自然な美しさが生まれます。

百聞は一見にしかず、顔の筋肉、神経、血管等、診療に必要な解剖知識を学ぶことのできる素晴らしい機会でした。 韓国で同じような機会もあり、この類のセミナーはこれで4回目ですが、今回は特に学びの多い時間を過ごすことができました。
これからの診療に向けて
チュラロンコン大学での経験は、私にとって大きな財産となりました。 「なんとなく」ではなく、「構造的に裏付けられた確かな技術」を患者様に提供すること。それが、今回学ばせていただいた貴重な命への恩返しだと考えています。
日々の診療、審美修復、あるいは口元のエイジングケアなど、あらゆる治療において、これまで以上に精度の高い診療を提供致します。 学んできた視点と技術を、ぜひ日々の診療で体感していただければ幸いです。